防音工事業者は複数あり、なかには悪質な対応をするところもあります。法外な費用を請求したり、いい加減な工事をしたり……。だからこそ、業者選びは慎重に行わなければなりません。以下のポイントに気を付けたうえで、業者を選ぶようにしましょう。
営業マンは会社の顔ですから、職人と同等の防音工事の知識が求められます。
防音工事に関する質問に対して言葉を濁したり、「わからない」といった返答をしたりする営業マンでは信頼できません。
工事内容やお見積もり項目を丁寧に説明し、どのようなことでも包み隠さず話してくれる営業マンなら信頼できます。
口約束では、あとになって「言った」「言わない」のトラブルになってしまう可能性があります。必ず約束した内容を書面で取り交わすようにしましょう。口約束で済ませたり、あいまいにしたりするような営業マンは信頼できません。
現場を見ればどのような工事を行っているのかがわかり、業者の技術レベルや対応の質なども垣間見れます。また、自社の工事技術や対応に自信を持っているからこそ、案内ができるともいえます。営業マンに工事現場を案内してくれるかどうかを尋ねてみましょう。
できれば負担ゼロで防音工事を行いたいものです。
助成金の限度額を超えた分はお客様の負担となってしまいますので、限度額がオーバーしないための提案をしてくれる業者かどうかを確認しましょう。
会社によってアフターフォローの内容や工事の保証年数は異なります。できるだけ手厚いアフターフォローをしてくれる業者を選びましょう。
防音工事は住みながら行うことも可能ですが室内・室外の施工が必要なため、事前にスケジュールや工事内容、注意点などをしっかり説明してもらう必要があります。
施工前の打ち合わせを十分にしてくれるか、こちらの質問にきちんと答えてくれるかどうかを確認しましょう。また、住みながら行う場合、荷物や家具を一時的に預かってくれるかどうかも確認しましょう。
防音工事は多かれ少なかれ、騒音などのご迷惑を近隣におかけしてしまう場合があります。近隣とのトラブルを未然に防ぐために、工事前に近隣あいさつを行ってくれる業者だと安心です。
また、あいさつをしていても苦情がでる場合があります。そういったときの対応もすぐに行ってもらえるかどうか確認しましょう。
仕上がりの良しあしは工事を行う職人によってだいぶ変わります。現場経験が豊富な熟練の職人がいる業者を選ぶようにしましょう。
住宅防音工事や機能復旧工事の際に、冷暖房機、換気扇、レンジフードなどを設置・取り替えする場合があります。業者によっては、一つのメーカーからしか製品を選べないこともあり、希望通りの性能を付けることができないことも。
そのようなことにならないよう、複数のメーカーから選択できるかどうかを確認しましょう。